倉庫業のグリーン経営:遮熱対策で冷蔵・冷凍設備の省エネ効果を最大化する|暑さ寒さコスト削減はクライマテック |

目次
- 1. 冷蔵・冷凍倉庫のエネルギーコストとCO₂排出の実情
- 2. 遮熱シート(リフレクティックス)の基本原理と冷凍設備への応用
- 3. 遮熱で変わる温度環境:実測データが示す冷却負荷の軽減効果
- 4. 冷蔵・冷凍施設で遮熱対策を最大化するためのポイント
- 5. グリーン経営としての遮熱導入:持続可能性と収益性の両立
- 6. クライマテック遮熱事業部ができること
- 参考資料
1. 冷蔵・冷凍倉庫のエネルギーコストとCO₂排出の実情
食品、医薬品、農産物などを扱う冷蔵・冷凍倉庫は、「温度管理」が命です。庫内を一定の低温に保つため、冷凍機・冷蔵機・冷却塔・壁・屋根などの設備・構造すべてがエネルギーを消費します。その消費電力が直接的に電気料金を押し上げ、CO₂排出(特にScope2=購入電力由来排出)に影響します。
日本では、冷凍・冷蔵設備の断熱強化が省エネ対策の定番のひとつとして挙げられており、環境省の「冷凍・冷蔵設備の断熱強化」に関する資料でも、壁・天井の熱通過率を低くすることで消費電力量を大きく削減できるとされています。例えば、壁・天井の断熱改良によって年間数万kWhの省エネが見込まれる事例があるなど。
また、冷凍・冷蔵倉庫の扉開閉による外気の侵入・冷気の漏れは、全熱負荷の 20~30% に達するという報告もあります。これが頻繁に起こるならば、その分の電力使用がムダとして加算されてしまいます。
2. 遮熱材(リフレクティックス)の基本原理と冷凍設備への応用
遮熱材(フレクティックス)は、主に輻射熱(太陽光からの熱の放射)を反射することで、建物外皮からの熱侵入を抑制します。屋根や壁、天井など直射日光を受ける部分への施工が主で、日射を反射することで表面温度上昇を防ぎ、結果として庫内(冷蔵・冷凍施設)の冷却負荷を低く保てるようになります。
冷凍・冷蔵施設でこの遮熱材を応用する際には、以下のような点が重要です:
- 屋根・天井・壁の表面に施工することで外部からの熱侵入を抑える
- 静止空気層を設ける:遮熱材と屋根材等の間に空気層を確保することが、断熱性・遮熱性の向上につながる
- シートの反射率、高耐久性、施工品質を重視すること
遮熱材は断熱材とは異なり、主に輻射熱の反射を担います。冷凍庫内部の極端な低温維持には遮熱材を組み合わせることで「冷却機器の無駄な稼働を抑える役割」を果たすことができます。
3. 遮熱で変わる温度環境:実測データが示す冷却負荷の軽減効果
遮熱対策の効果を語るうえで、実際に「どれくらい温度が下がるのか?」は重要なポイントです。
遮熱材(リフレクティックス)を屋根や壁に施工した実測では、屋根裏の温度が約9〜15℃低下したという結果もあります。施工前は50℃近くに達していた屋根裏が、施工後には35〜40℃程度に抑えられたとの報告もあります。
さらに、空調機の無い建屋内でもWBGT値(暑さ指数)が28℃未満に改善された事例が多数あり、これは作業環境改善や熱中症リスクの低減にもつながります。
このように、遮熱対策は温度抑制だけでなく、冷却機器の稼働負荷の軽減や電力コスト削減、そして安全性向上にも寄与することが、実測データから明らかになっています。
4. 冷蔵・冷凍施設で遮熱対策を最大化するためのポイント
遮熱材を導入するだけでは、効果を最大限には引き出せません。以下の5つのポイントを押さえることで、冷却効率の向上につながります。
- 1. 熱の侵入経路を把握する: 屋根・壁・扉などの温度差やサーモグラフィーによる可視化で、熱の侵入口を明確に。
- 2. 静止空気層を確保する: 遮熱材の内側に空気層(20〜40mm)を設けることで、対流・伝導による熱の伝わりを防止。
- 3. 扉・開口部も対策する: エアーカーテン、高速シャッターなどで外気流入・冷気漏れを最小限に。
- 4. 効果測定を実施する: 施工前後で庫内温度や電力消費を比較し、定量的な効果を確認する。
- 5. 投資回収を試算する: コストと効果を事前に見積もることで、経営判断に役立てる。
5. グリーン経営としての遮熱導入:持続可能性と収益性の両立
遮熱対策の導入は、単なる省エネではなく、倉庫業における持続可能な経営の柱とも言えます。冷却負荷の軽減による電力コスト削減だけでなく、Scope2排出削減、作業環境の改善、品質保証など、さまざまな角度から事業にプラスの効果をもたらします。
特に温度変動が品質や安全性に直結する食品・医薬品の取り扱いにおいては、遮熱対策は信頼性向上にもつながる重要な施策です。今後の気候変動リスクやエネルギー価格の高騰を見越しても、遮熱は“守り”と“攻め”の両面で企業価値を高めるカギとなるでしょう。
6. クライマテック遮熱事業部ができること
冷房負荷の増大、エネルギーコストの上昇、そして厳しくなる省エネ基準。これらはもはや“気候変動のせい”では済まされない、経営判断の領域になっています。
私たちクライマテック遮熱事業部では、こうした課題に対して「建物自体の熱の入り口を制御する」という視点から、実効性の高いソリューションをご提供しています。
ご提供サービス(一部抜粋)
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↳ 輻射熱を99%反射し、室温上昇を根本的に抑制します。 - 現地診断と熱環境の見える化
↳ 実測によるWBGT計測やサーモグラフィ診断に対応。現場の“暑さ”を可視化します。 - 省エネシミュレーション
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詳しくは クライマテック遮熱事業部 ホームページ をご覧ください。
参考資料
- 環境省「冷凍・冷蔵設備の断熱強化」
- J-Net21「冷凍・冷蔵(倉)庫扉に対する外気侵入防止策」
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株式会社 京豊運輸
クライマテック(遮熱)事業部
大阪府大阪市東住吉区今林2-3-2
〇TEL:0120-928-197
〇FAX:06-6757-5433
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