空気は魔法の断熱材!?
こんにちは、株式会社京豊運輸「クライマテック事業部」営業主任の菊地と申します。今回は、建物の断熱・遮熱性能を高めるために重要な「静止空気層」についてお話しします。
静止空気層とは?
静止空気層とは、物質間に存在する動きのない空気の層のことを指します。この層は、熱の伝導や対流を抑制するため、熱が移動しにくい性質を持っています。この層が建物の壁や窓の間に存在することで、外部からの熱の移動を抑制する役割を果たします。窓の二重ガラスは、ガラスの間に空気を閉じ込めることで、この静止空気層を作り出し、断熱効果を高めています。
魔法瓶の仕組みと静止空気層
魔法瓶は、内部に液体を入れるとその温度を長時間保つことができます。これは、魔法瓶の中は内瓶と、外瓶の二つで出来ており、その間にある真空層が熱の伝わりを防いでいるからです。真空には空気が無く、熱の伝導がほぼ行われません。さらに、内瓶の周りに金属箔を貼り付けて輻射熱を反射させています。このような内部構造によって、魔法瓶は長時間の保冷・保温をする事が可能なのです。
子供の頃に初めて魔法瓶に入れた麦茶を飲んだ時、「冷蔵庫やん!!」と驚いた事を覚えています。それまでプラスチック製の水筒を使い、いつもぬるいお茶を飲んでいた菊地少年は、「魔法瓶、名前に偽りなし…」と妙に納得し、もう一杯冷たい麦茶を流し込んだのでした。
静止空気層と建物の断熱
この魔法瓶と同じように、建物の中にも静止空気層を作り出すことで、外部からの熱の侵入を防ぎ、内部の温度が逃げるのを防ぐ事が出来ます。以前、伝導熱についての記事でもお話した通り、空気(気体)は固体や液体に比べて熱伝導率が非常に低いため、静止空気層をしっかりと確保する事で、断熱・遮熱効果は飛躍的に向上します。
当社の遮熱技術は、建物の遮熱対策として「リフレクティックス」という遮熱シートを使用しています。このシートは、輻射熱を99%反射するという優れた性能を持っていますが、さらに重要なのが、遮熱シートと建物の壁や屋根の間に設ける静止空気層です。「リフレクティックス」を施工する際には、その効果を最大限に発揮する為の所定の工法によって静止空気層を作り、対流・伝導による熱の移動を抑えつつ、「リフレクティックス」が輻射熱を反射させ、内部の温度管理を格段に向上します。結果として、夏場は涼しく、冬場は暖かくなり冷暖房効率も向上させる事ができ、エネルギーコストを大幅に削減することが可能です。
以上、今回は静止空気層についてお話ししましたが、熱移動の3原則と共に建物の断熱・遮熱対策には欠かす事が出来ない要素である事がお分かりいただけたと思います。今後も当社の遮熱事業を通じて、皆様の生活をエネルギー効率の高い、より快適な環境にしていきたいと思います。
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株式会社 京豊運輸
クライマテック(遮熱)事業部
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